2012年2月4日

日本語の醍醐味

 「かんよう出版」はもともと「寛容出版」か「寛容社」という名前で考えていました。

 でも、いまどき漢字ばかりが四文字も並ぶ社名なんて流行らない、ひらがながいい、選挙でも名前をひらがなにするんだから、ということで、「かんよう」とひらがなにしました。
 
 すると、ひらがなにすることで、五つの意味が出てきました。日本語って面白いですね。というか、これこそ日本語の醍醐味。だからシャレというものが面白いのです。

 会う人ごとに、この五つの意味を説明するのですが、食いついてくる方は、やはり中高年の人と、文学好きの人。中高年はこういうシャレが大好き、そして文学好きのひとはこういう言葉の妙味を大切にするひとが多いということでしょうか。

 いずれにせよ、ひらがなにして、偶然にせよ、本づくりにふさわしい意味が五つも重ねることができたのには驚きでした。いろんな言葉はすべて等しく素晴らしいけど、日本語はこの点では特に素晴らしい!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿