ローマ字表記は、けっこう難しい部分もあって、悩みます。
それは長音のときです。たとえば、伊藤さんとか大沼さんとかいう名字の方がいらっしゃるとすると、Ito なのか、Itoh なのか、Itou なのか。Onumaなのか、Ohnumaなのか、Ounuma なのか。
昔からのヘボン式に加えて、いくつかの方式があるのですが、語尾に長音が来る場合は、上に傍線をつけるというのが正解です。ただ、パスポートなどにも使うので、oのままというのが通例で、その場合、伊藤さんと糸さんの区別はつきません。語頭の場合は、hをつけてohとするかoだけそのままかのどちらかですが、通例そのままが多いようです。これも、大沼さんと尾沼さんとの区別がつきません。
なぜ、こんな話をするかというと、「かんよう出版」の「かんよう」のローマ字表記を決めるときに悩んだからです。結局、ご覧のURLのとおり、kanyou としました。これはいずれの表記法にもない表記で、いわゆる誤記とされるやりかたです。東洋・・・という場合、toyoであってtouyouは誤記なのです。だから、東洋大学は、toyo universityという表記にしています。
でも、もし「かんよう出版」の「かんよう」をkanyoとすれば、「かんよう」も「かんよ」も同じになってしまいます。特に、外国人のかたに呼んでいただくときに「かんよしゅっぱん」ではないので、あえて誤記を承知で kanyoushuppan としました。
そんな Kanyoushuppan をよろしくお願い致します。
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