2012年2月4日

Simple is Best


    かんよう出版の本づくりはシンプルをめざします。

 日本で売られている本は、どれもこれも華美で立派すぎます。どれもハードカバー。それに必ずカバーが一枚巻きついています。その上にまた帯がついてます。こんなにたくさん必要でしょうか。

 帯は、本の内容が一目でわかるので買う時には役立つかもしれませんが、あとは不用品です。一枚のカバーも、手にとる回数が増えれば増えるほど、持ち運べ運ぶほど、ずれたり折れたり端がやぶれたり、厄介で邪魔になります。ハードカバーも、頑丈にはなりますが、重くなるし、そこまで頑丈に守らなくても、そんなに本が壊れるということもないでしょう。

 ということは、少々厚手の表紙がついていて、中身がわかる言葉、つまりタイトルと著者名さえ表紙に書いてあれば、それで十分なのです。ただ、それだけでは面白味がないから、若干のデザインが施された装丁は欲しいかも、という程度です。

 本がどれもこれもこんな立派なのは日本だけだと思います。海外では、いわゆるペーパーバックス版でなくても、ハードカバーは少ないし、カバーが一枚巻きついている本もそんなにはないだろうし、帯がついている本なんてほとんどないのではないでしょうか。(すべて見て回ってはいないので、少々自信のない言い方になってしまいましたが)

 という思いから、かんよう出版は、昔某社のCMで流行ったかどうか、正しい英語かどうかしりませんが、Simple is Best をモットーとしているのです。

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